禁煙を始めたとたん猛烈な眠気に襲われたという経験はありませんか?この眠気は禁煙による離脱症状が原因です。では、なぜ禁煙すると眠気が襲い掛かってくるのか、その作用についてまとめてみました。

眠気に襲われる禁煙中の男性

禁煙中の禁断症状について

タバコを吸うことで体内に取り込まれるタールとニコチンは、慣れてしまうとそれが普通の状態だと勘違いしてしまいますが、どちらも体にとって有害物質であることは間違いありません。特にニコチン依存症は麻薬のようなものとも言われ、禁煙しようとしてもなかなか上手くいかず、禁断症状が現れることがあります。禁断症状は離脱症状とも呼ばれ、精神的なウェイトを占めているため、麻薬のような肉体的な苦痛がないとはいえ、なかなか克服することができず禁煙を断念してしまいます。よくある禁断症状には、気分が落ち着かずにイライラする状態で、本来はニコチンによってドパミンが放出されることから、安堵感を得ることができますが、禁煙をするとニコチン不足に陥り、気分が落ち着かなくなります。同様にドパミンによって集中力が保たれていたのが、ニコチン不足によって意識がぼんやりすることもあります。そのため、タバコを吸いながら仕事をする人は、ドパミンの覚醒作用で脳が働いていたのが、急に働かなくなることで異常な眠気を誘発することにもなります。また、タバコを吸うことで血管が収縮して血の巡りが悪くなっていましたが、禁煙すると血管が元の状態に戻り、血液が流れることからめまいや頭痛が起こることもあるようです。禁断症状は喫煙していた期間にもよりますが、およそ2ヶ月程度でニコチンが無い状態でも体が慣れ、徐々に治まってくるので禁煙をするなら、この期間を目処にすると良いでしょう。禁断症状が出た場合は、軽く体を動かし血液を循環させると気が楽になることがあるので、頭痛などが起こった時は、ストレッチだけでもすると良いと言われています。本格的に禁煙を始めようとする人は、これらの禁断症状と上手に付き合っていく必要がありますが、難しいと感じる人は禁煙補助剤などを利用するのも手です。