病院で採血をおこなうときは注射器を使用し、さらに手術となれば数多くのメスやハサミ・クランプといった医療用検査治具を用います。これらは使い捨てではなく再度使用するため、必ず使ったあとは消毒・滅菌作業をしないといけません。日本の医療分野は諸外国と比べてとても清潔で、安全な環境を重要視しています。国内には数多くの医療用具専門、メーカーもあり、アメリカやイギリス・フランスといった先進国にも商品を輸出しているほど、高い知名度も持っています。

病院で毎日大量に出る検査治具も、この医療器具メーカーが開発した洗浄装置を活用すれば、短時間で作業を終えられるようになりました。その洗浄装置というものが、プラズマ洗浄間装置です。以前は検査治具の滅菌作業といえば100度以上の高温となった湯に浸す煮沸消毒が主流でした。その後、約80パーセントの濃度となっているアルコール液に2日間浸してから、再度利用をしていました。

この滅菌作業は手間暇が掛かるため、医療施設によってはメスなどを一度使ったら処分をしているところもあったほどです。ところが先述したプラズマを活用したマシンが登場してからは、最短1時間で検査治具を滅菌することができるようになりました。コンパクト設計のマシンであり、外来や入院病棟・手術室などに設置をして看護師が処理を担当することも可能です。清潔に検査治具を使えると同時に、手間暇もかける必要はなくなりました。

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